例えば詩を詠んだ。例えば絵を描いた。そんな時、他の人に見せたい、というのはクリエイターの本能的欲求です。
そして幸運にも、我々にはインターネットという情報発信の道具を持っています。
しかし、その詩や絵などを発信する際に、我々はウェブサイト作らなければなりません。
作品とは関係のないサイトデザインのことを考えたり、HTMLの書き方を学んだり……。これは気軽に作った作品を発表する為にしては仰々しすぎます。
しかも、たいていの人はサーバーにスペースを借りなければなりません。それに、沢山の作品を公開しようとすると、容量の問題も生まれてきます。かといって、自宅サーバーを運営するのは、気軽なクリエイターにとって敷居が高くなってしまいます。
そこで、Share(仮称)の出番となるのです。
Share(仮称)なら、HDDの容量と同じだけのスペースが手に入ります。また、作品をキャッシュとして拡散するため、作品はネットワーク全体に広がり、最初の配布者がPCの電源を切っても作品は拡がり続けます。
そして、利用者がWinnyなどと比べて少ないため、相対的に悪質なユーザーも少なく、違法ファイルの中継に利用される可能性も低くなります。
しかも、最初に配布したのが誰か分かりにくいようなシステムになっているので、シャイなお気軽クリエイターには、まさにうってつけといえるでしょう。
さらに、被参照量によって、自分の作品の人気もある程度は分かり、モチベーションも高まり、また、作品ファイルを共有する事によって他の人の作った作品も見ることができます。
このように、Share (仮称)ならばウェブサイトのなし得なかったことまで実現できるのです。